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初めてでもできるバイクメンテナンス講座 NO3:タイヤ交換
- バイクのメンテ記事
- 2016.04.19
「初めてでもできる」けど、「けっこうきつい作業」を覚悟で、自分でやってみましょう。
摩耗したタイヤでの走行は大変危険ですが、
ショップに交換を任せると、
タイヤ+工賃6500円(前後)で軽く2万円オーバーなんてことも!
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タイヤの構造を知ろう!
バイクのタイヤには、
チューブタイヤとチューブレスタイヤの2種類があります。
チューブタイヤは文字通りタイヤの中にチューブを入れて膨らます方式で、
チューブレスタイヤは、タイヤ内に直接空気を入れて膨らます方法です。
前者はオフロードバイクやスポークホイール、
後者はロードバイクに採用されています。
空気を入れるところまで作業内容は同じです。
またタイヤの価格は、ショップやネットによって大きな差があります。
せっかくD.I.Yをするのですから、リサーチをしてお値打ち品を入手しましょう。
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【作業手順】取り外し編
・ 必要なもの
タイヤ、タイヤレバー、ジャッキ、アクスルシャフトと同径のレンチ、
リムガード(なくても可)、ムシ外し、エアーコンプレッサー(チューブレスには必須)、
空気入れ(チューブタイヤの場合)、ビートワックス(または石鹸)、
段ボール、ウエス、その他必要に応じて・・・
アクスルシャフトを抜いてタイヤを取り外すところから説明します。
手順は前後共通ですが、チェーンを外したり、
調整したりする必要があるので、リヤの方が上級です。
1.段ボール(ゴムマットでも可)に、ディスクを下にタイヤを置く。
3.足で押すようにして、両側のビード(タイヤとホイールの接点)を落とす。
4.リムガードを装着(多少傷が付いてもいいのなら、いらない)
5.タイヤレバー2本を使って、テコの原理を使いながら少しずつタイヤを外す
6.チューブタイヤの場合、隙間からチューブを抜き取る。
7.タイヤを裏返して、再びタイヤレバーを使ってタイヤを外す。
8.ホイール全部がリムの中に納まったら、足を使ってホイールを抜き取る。
取り外しは意外とラク?!
チューブタイヤの場合、チューブを抜く作業ができれば、
パンク修理が可能です。
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【作業手順】取り付け編
今度は新しいタイヤを取り付けます。
1.新品のタイヤのビードに、ビードクリームか石鹸を塗る(塗らなくてもよいが硬い)
2.チューブタイヤの場合は、タイヤの中にチューブを仕込ませる。
3.エアバルブ位置と、タイヤの向きを確認し、リムをホイールに装着する。
4.ある程度手ではめ込んだら、タイヤレバーを使ってリムを使ってすべて装着する。
5.片側を装着したら、エアバルブを穴に通してナットで仮り締めする。
6.チューブがはみ出さないように注意しながら、片側も装着する。
7.空気を多めに入れ、完全にビードが落ちていることを確認。
8.空気量を適正に戻して完成!
業務用の機械を使えば数分の作業ですが、
手作業だと手ごわいです。
特に新品のタイヤは硬いので、最後の装着が”試練”です。
チューブレスは脱着が簡単ですが、
エアーコンプレッサーがないと空気が入れられません。
私は空気を入れるのだけバイク屋にお願いしました。
やって見れば、なんとかできるものですので、是非トライしてみてください。
バイクの窓口編集部