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【今週のレア車】Vol.41 ホンダ バラデロ125
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- 2016.11.24
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回はバラデロシリーズの末弟、堂々とした体躯のバラデロ125です。
パッと見た所とても125㏄クラスには見えない大柄なボディ。また各部の作りも質感高く、
異色の原付2種モデルです。
スペインで製造されており、日本では正規販売されていない事もあり知る人ぞ知るバイクですが、
免許制度の関係でヨーロッパではなかなか人気があるようです。
私も職業柄色々なバイクを見る機会がありますが、1000㏄のバラデロは時折見ても、125㏄は
まず見かけません。
このバイクは色々な特徴がありますが、なんといっても最大の特徴はエンジンです。
このバラデロは125㏄にも関わらず、水冷90°Vツインエンジンとなっています。
今や250㏄ですらほとんどが2気筒な中、極めて貴重な小排気量、マルチエンジン車なんです。
現車は2001年に発売された初期型ですが、マイナーチェンジされ更に豪華さに磨きをかけた
現行型もホンダ車逆輸入販売を行っているパッセージさんという所で取り扱っているようです。
ちなみに価格は非表示なのですが、オーナーサイトを見るとどうも60-70万程度するらしく、
価格面でも全く独自の路線を歩んでいますね。
スペック的には11Kwのパワーに乾燥重量157Kgで、動力性能はなかなか厳しいようですが、
そもそもこのバイクの場合は、17.5ℓもある燃料タンクにガスを満載し、トコトコ走るというのが
あっているのであまりスペックは関係ないのかも知れませんね。
ちなみにペットネームのバラデロはキューバのリゾート地の名前だそうで、バハやアフリカツイン等、
デュアルパーパス車は地名を付けたバイクがホンダさんは多いですね。
現行型バラデロです。カウルが一新され、メーター回りが更に豪華になった他、いくつか変更あるようです。
出典:パッセージホームページより。
バイクの窓口編集部