【遠藤イヅルの珍車カタログ】第５回 ドゥカティ 48 ブリオ（1963）

このコーナー、

すっかり珍しい小排気量モデルと

スクーターを紹介する場所に

なりつつありますが、

小さいバイクは車種も多く、

面白いモデルも多いので、

ネタ的には困りません。

今回お送りするのもまさにそんなバイクです。

なにしろドゥカティのスクーターですから！

48ブリオもそのひとつです。

ドゥカティにとっては、1952年にリリースした

「クルーザー175（175cc）に継ぐ、

2番目のスクーターになります。

ブリオの最大の特徴は、

ミラノ中央駅前に建つ1958年竣工の

ピレリタワーの設計で有名な、

建築家、ジオ・ポンティに託された

そのデザインでした。

ピレリタワーは「建築は結晶である」とする

ポンティの言葉通りの6角形の建物でしたが、

ブリオも同じように面の構成を意識させる

デザインを持っていました。

なお、ブリオは1967年まで製造されました。

■メーカー（ドゥカティ）のページ

スクーターBRIO（ブリオ）プロジェクト